東北芸術工科大学×KEAOS

山形県にある東北芸術工科大学の学生と一緒に、
小学生対象の「似顔絵を描き合う」プログラムを開催しました。

これは、小1〜中1までの子どもたち15人でつくった「虹」の絵。
床一面の大きさのキャンバスにおもいっきり描きました。エネルギッシュ!

優れた話し手になるための「嘘つきのススメ」

僕は今まで聴き手として様々な方にインタビューをしてきましたが、
優れたインタビュイー(話し手)は「嘘つき」だなあとよく感じています。
「聴く事」をずっと行ってきた人として、よき「話し手」となるためにはどうしたらいいのか。

「うそ」ということをテーマに、「良き話し手」となるためのちょっとした「コツ」を考えてみたので、読んでいただけたらうれしいです。

ちなみにですけど、僕は「コツ」的なことを書くのがあまり好きではないです(笑)
この記事は課題の一環で書いているので、 お許しを(笑)

さて。

「えっ!」て思われるかもしれないけど、

僕はこれまで、 ホストから世界的企業の創始者の方まで50人ほどインタビューしてきましたが、
そこで語られる様々な活動の「きっかけ」は、大抵「うそ」であると思っています。

インタビュイーが、ご自身の活動をはじめたきっかけから今の活動を語るとき、
・例えば、起業家の方は、ご自身が起業した「経緯」を、
・スポーツ選手の方は、ご自身がそのスポーツを始めた「経緯」を
非常に論理的に語ってくれる。

[こういうきっかけがあって、こういう人と出会って、だからこれをはじめた。 ]
[そして、そもそもこれをはじめたのはこういう“自分”だからだ]
[つまり自分はこういう環境に育ったからこのような価値観をもっていて]
[だからこれをはじめて、これからはこう生きていきたい]

という具合に。

このように話してくれる方は非常に頭が良く、有名な会社に務める立場の高い方に見受けられる。
そして、その口調はとても想いにあふれていて、「自分」と「活動」のつながりがある「ストーリー」だから説得力があり魅力的である。
でも、これらは大抵「ウソ」であることが多いんです。

いや、インタビュー中にインタビュイーが話した内容(きっかけ、価値観、自分らしさなど)
<そのもの>が「ウソ」なのだといっているのではないですよ?

何かものごとをはじめる「きっかけの時点」で、
“自分がこれを「やろう」と思った原因となる自分の価値観や自分らしさと、その活動が論理的に<つながっていること>”というのが「ウソ」だと思うんです。

なぜなら、例えば、みなさんがいま所属している組織に入るとき「この組織にはいろう!」という意志はあったと思うが「自分がこういう人間で、 こういう価値観をもっていて、だからこの組織にはいろう」と論理的に考えて決断する人は少ないですよね。

大概の人は感覚的に、おもしろそうだから、とか、楽しそうだから、とか、なんとなく
その始めの一歩を踏み出します。
(もちろんがちがち論理的に考えて行動する人もいる)

ちなみに、ここでいう「ウソをつく」ためには、「頭がよい」必要があります。

「頭の良い人」というのは、往々にして「もう一人の自分」を持つことができるひとのことをさすと僕は思っているんですが、要は、視点を自分以外のどこかにおいて物事を考えられる人なのです。

上記のような人は、自分の行動と自分自身の「関連性」を後から客観視し、
自分自身の価値観や、自分らしさなどをふくめて、自分自身の分析ができている。
従って、両者をつなげて話す事ができ、説得力の高い話をすることができます。

優れた話し手とは、この「ウソをつく力」を非常に巧みにもっています。
優れた話し手は、すべての「決断」に対してそのストーリーを語る事ができます。
優れた話し手は、だからこそ人に共感をもたらし、人を巻き込む事ができます。

たらたらお話しましたが、僕がここでいいたいのは、それがウソであれなんであれ、
「人を巻き込む力があったり、人を魅了する事ができる人」の多くは、「自分の過去と現在をつなげ、自分のストーリーを語る力をもっている」
ということなんです。

自信のストーリーを語る、GGC代表取締役 藤岡慎二さん

そしてここからが本題。

「そんなこといったって 、自分の価値観なんてわからないし、自分らしさなんてわからない!」
「だから、過去と現在なんてつながらないし、うまく話せない!」

という人がいると思います。

そして僕自身そうだったし、以前「自分らしさ」というテーマでインタビューをしてきたので、
その気持ち、ぐるぐるする感覚もよくわかります。

そんなみなさんへ、いまいったの「ウソ」とはまた違った、「本物の嘘」をつくことをお勧めしたいと思います。

つまり、うそでもいいから上記の「ウソ」をつくのです。
これが、僕がいいたい「嘘つきのススメ」。

どういうことか。

つまり、「自分はこういう人間だからこの活動をはじめた」というように
あいまいに「こうかなあ」と思っている自分の過去と現在を、強引につなげて人に話してみるんです。

それが本当の場合、だんだんとそれがしっくりくるし、もしどこかに虚偽があれば、語っている自分がしっくりこないはず。これは感覚でわかります。

実際僕がインタビューをはじめたきっかけも、振り返って考えてみるとあいまいなきっかけでした。
でも、始めた当初を振り返り、むりやりつなげて「嘘つき」をしてみてたんです。
そうやっていくうちに、あ、そういえばあんな話があったなって気付いて、本物のストーリーが呼び戻された。

人の記憶なんてそんなもんで、人間の頭はもろい。
でも、嘘をつく、という行為で、人の頭はより性能がよくなったりもするんでしょうか。

「本物の嘘をつくこと」は、時に、「良き話し手」になるステップになる可能性があるのかと思っています。

「嘘をつく」。ぜひ試してみてください。

 

 

まあでも、嘘のつきすぎには気をつけてくださいね(笑)

@Josh_yoshimi

慶應義塾の幼稚舎教育

インタビュー下調べ中にみつけた文章。

「慶應義塾の創立者である福澤諭吉の教育理念を表す言葉として、「独立自尊」という有名なものがあります。そして、幼稚舎では「独立自尊」の人を育成することを、その目的としています。「独立自尊」とは、言うは易しですが、理解することは中々難しいことです。」(つづきは以下URLへ)

「慶應義塾の幼稚舎教育」ってすばらしいと思う。

http://www.yochisha.keio.ac.jp/communi/index.html
「幼稚舎教育について」慶應義塾幼稚舎長 加藤 三明さんより